写真判断と抗体検査を利用するジスロマックでの治療

治療が可能であるという点は病気にかかった際には重要な観点であり、そうであるか否かで患者がうけるショックの度合いがまるで違います。その診断が下されるまでに長い検査の日々を過ごすことになる病期も多いですが、感染症の場合にはその確定診断が容易であることが多々あります。特徴的な症状がでる場合には問診だけでもわかり、皮膚症状や粘膜症状などが出る場合には医師が見ればわかります。写真があれば素人が見てもわかるような簡単なものもあるでしょう。写真が与えてくれる情報量は大きく、患者が自分で写真を手に入れて自分の病気の可能性について医師に尋ねるということも珍しいことではなくなっています。血小板減少によって生じる紫斑は見た目でわかりやすい症状の代表的なものです。その症状から血液検査をしなくとも血小板減少を疑うことが可能であり、それに関連する疾患の可能性について医師は問診を行っていくことができるようになるでしょう。紫斑には原因が不明の場合もあり、いつの間にか血小板数が元に戻って回復することもありますが、長続きする場合には紫斑病を疑わなければならなくなるでしょう。一方、見た目で診断が難しい感染症の場合には抗体検査が選択されます。それによってクラミジアやマイコプラズマへの感染が判明するとジスロマックを用いる治療が行われる傾向にあります。クラミジアやマイコプラズマにはセフェム系抗生物質などの古くからある抗生物質が有効ではないため、比較的新しいマクロライド系のジスロマックが好んで使われるのです。ジスロマックに対する耐性をもつものも増えてきており、ニューキノロン系の抗生物質なども頻用されるようになってきています。